長崎バイオパークは、見る動物園と言うよりも、感じる動物園タイプです。色々な動物達に餌をあげたり、ふれあいが出来、ほとんどの動物が鉄檻では無く、色々な工夫によって人間との境が出来ています。ですから、観察する際もとても身近だったり、障害物が無いので見易いとっても良い環境です。
又、自然も豊富で動物間を移動している際も森林浴・ハイキングをしている感覚です。園真ん中のフラワードームでは熱帯の花が咲き乱れ、蝶が飛んでいるという空間も珍しいと思います。又工夫を凝らしたイベントも盛りだくさんですので、お出かけの際はHPでチェックしてみてください。
さて、カピバラ好きでしたら、この動物園の事を知らない方はいないと言うぐらい有名で、昔から「カピバラの聖地」と言われています。大きな放飼場、テニスコート4面はあるでしょうか、その陸地には大木がそびえ立ち、真ん中には広々した大きな池があります。その周りには、カピバラ達がゴロゴロ寝ていたり、歩き回ったりと自由気ままに生活しています。もちろん、カピバラには触ることができますし、100円で餌をあげることも出来ます。とても人に慣れていて、ペレットや竹の葉などの餌を上手に食べるのには感心しました。
カピバラの放飼場は、屋根の付いた風情あるカピバラ露天風呂があり、国内初の打たせ湯も完備しています。開催時期は例年11末月より2月まですが期間外でも寒い日はサプライズで開催されます。特別イベントとして地元産のザボンを入れたり近隣の温泉を運んでくることもあります。また薪ストーブ小屋があり、ストーブを中心にコノ字型のお客さん用のベンチが設置されておりカピバラと一緒に暖をとることが出来ます。
夏のイベントも有名で、地元の農家さん提供のスイカをカピバラに食べさせるのは迫力満点、大量のスイカが取り合いながら一瞬で無くなる様子は圧巻です。
ふれあい放飼場の他にも、柵で仕切られていますが繁殖制限用のボス(お父さん)を隔離する場所や、妊娠や出産直後のカピバラを飼育する小型な放飼場もあり、ふれあいが出来ないですが、人間に左右されない自由気ままのカピバラを観察する事が出来ます。夏には離れたレッサーパンダの屋外運動場にもカピバラを展示する年もあります。
カピバラ放飼場にはベンチなどがありゆっくり観察出来るほか、隣接する建物にはトイレ(ウォシュレット付き)も完備。50m手前にはレストラン&喫茶もあり冷暖房完備の屋内や屋外で食事が出来ます。予約が必要ですが手作りピザ体験も出来ます。園の出口付近のお土産屋さんも見逃せないスポットです。カピバラグッズも豊富で、長崎特産の美味しいお土産も揃っています。