動物園は、山口県を代表する観光名所の秋吉(鍾乳)洞にほど近く山口宇部空港や新幹線新山口駅から車で約1時間の場所にありました。さて、秋吉台自然動物公園は動物園と小さな遊園地で構成されています。その動物園は名前の通りメインは大きなサファリ方式。このゾーンにはトラ・ライオン・熊・チーターなどの肉食獣象・シロサイ・バイソン・スイギュウなどの草食獣がのんびりと過ごす姿が車の真横で見る事が出来、私の場合、動物があまりにも近くで驚く一方レンタカーのままで入園したので車体を傷つけられないかハラハラ。もちろん大丈夫だったのですが、ご心配の方は別途1100円でサファリゾーンで動物に餌やり体験が出来るサファリバスに乗車出来ます。
サファリゾーンの終わりには、更に身近で動物達を見る事が出来、種類によってはふれあいが出来たり餌があげられるふれあい広場があります。ふれあい「広場」というと小さいイメージを思い浮かべますが結構の大きさでキリン・ホワイトタイガー・レッサーパンダ・シマウマなどの見学だけの動物やふれあいの出来る象やカンガルー・リスザル・ウサギやモルモットなどなど普通の動物園と変わらない動物展示種類、サファリゾーンに負けないぐらい楽しい場所です。
このふれあい広場、サファリゾーンに入場しなくても大人1000円を払うと入場する事が出来ます。ちなみにサファリゾーンに入園(大人2400円)した方なら無料で入れます。見ているとサファリゾーンに入らずに、小さなお子さんのいるファミリーやふれあいのお好きなお客さんは、このふれあいゾーンのみ入園されている方も多いようです。
カピバラ達はふれあい広場の二箇所にいます。
1つは、キッズサファリの一番奥にあるナマケモノの同居している放飼場。幅約10mの円をスパッと半分にした様な蒲鉾型の放飼場で地面の多くはコンクリートですが一部木の植わっている下には半径2m程の土の部分もあり自然な雰囲気を演出。小さな幅1m奥行1.3m程度の小さな池は、私の訪問した時は20cm程度しか水が入ってなくトイレの為にある様で、水浴びをする水量ではないものの、満水にすれば50cm位になる様です。
この放飼場に隣接する様に幅9m奥行き12mのふれあい場所があります。カピバラ達は半円形の放飼場と、この場所を自由に行き来が可能で気分次第で遊びに来てくれます。また、常設のお風呂ユニットを完備、幅3m・奥行き1.2m、高さ90cmの強化プラスチック製の長方形湯船。お客さんからはガラス面があり入浴している水中を観察出来る他、上部は空いているので見る事が可能です。
もうひとつカピバラ放飼場が、キッズサファリの入場して直ぐに2017年の春に新設されました。約18m四方でコンクリートと土面で構成され、施設内には高さ3mはあろう滝、そこから流れる小川などがあり、小さなカピバラ専用の小屋も設置。更にはお客様も入れる大きな10畳ほどの屋根のある場所もあり、その下には大きなベンチも設置されていまかので炎天下や豪雨でも安心してふれあいが楽しめます。
カピバラとふれあいが出来る放飼場が二箇所ある動物園は、稀であり、約50m程度しか離れていないのでお客さんが行き来する事も可能です。両放飼場は、有料ですが常時えさあげ体験も可能です。(2017.9記)